【愛犬の初病院】「全部自分で世話する」と言った娘はどこへ? 1年半前に迎えたマルプーの緊急事態に、ジム着のまま初めて動物病院へ突撃した40代メンズの奮闘記

40代男の日常

1. 導入:我が家の愛くるしいビビリ王!1年半前に娘の熱烈なプレゼンでやってきた「マルプー」

どうも!先日はエアコンと扇風機のW稼働による自爆風邪から、医療の心得がある妻のプロ看病によって奇跡の大復活を遂げた「僕」です。

【体調崩した話】夏の繁忙期初日にエアコン自爆でダウン!40代メンズを救った妻のプロすぎる看病と、翌夜に秒で怒られた「エアコン・扇風機W稼働消せ消せ裁判」 – 過去から現在そして未来へ

我が家には、犬が1匹、縁があって保護した猫が2匹という、大変賑やかな動物大家族が形成されています。今回はその中でも、我が家の末っ子であり、トラブルメーカーでもある愛犬の「マルプー(マルチーズ×プードルのミックス犬)」についてお話しさせてください。

時計の針を1年半ほど巻き戻します。 「どうしても、どうしてもワンちゃんが飼いたい!!」

そう言って、ある日突然、猛烈な大プレゼン大会を始めたのが我が家の高校生の娘でした。 「散歩も全部毎日自分でいく!トイレの世話もご飯の準備も毎日絶対に欠かさずやるから!!」と、涙目で必死に僕と妻を説得してきたのです。その熱意に根負けし、我が家に迎え入れることになったのがこのマルプーでした。

見た目は小型で、目がクリクリとしていて、ぬいぐるみのように本当に愛くるしい姿をしています。しかし、その愛らしい見た目とは裏腹に、性格は絵に描いたような「超・気が弱いビビリ犬」。

特に、外を走るバイクや大型トラックの重低音には異常なほど敏感です。中でも、我が家の前を通る郵便局の電気スクーターの「スゥーーーッ……」という独特の静かな走行音が聞こえてきた瞬間、まるで親の仇でも見つけたかのように「ワンワンワンワン!!!」と狂ったように鳴き散らします。

ご近所様には毎回「本当にすみません……」と冷や汗をかくレベルで迷惑をかけてしまう困った子なのですが、そこはやっぱり我が家の大事な家族。飼い主としては、そのダメな部分も含めて、たまらなく可愛くて仕方がない存在なんですよね。

そんな我が家のビビリ王に、今朝、突然の異変が起きたのです。

2. 異変:いつもなら秒で完食する朝ごはんのスルー。甘えん坊モード全開の愛犬と、妻からの緊急指令

今朝、いつも通り朝のトイレ散歩から帰ってきた愛犬。 普段であれば、お皿にドッグフードを出した瞬間に、まるでダイソンの掃除機ばりの勢いで「あっ」という間に完食してしまう食いしん坊です。

ところが、今日に限ってはフードを目の前にしても完全にスルー。クンクンと匂いを嗅いだだけで、トボトボと僕の足元に寄ってきて、そのまま膝の上にばかり登ってこようとします。異常なほどに体を押し付けて甘えてくるのです。

今日は妻が仕事の日で、朝の出勤準備でバタバタと家の中を動き回っていたのですが、そのあまりにも普段と違う愛犬の様子を見て、ピタッと足を止めました。

「あれ……? なんか様子がおかしいな。心なしか、若干体も熱い気がするし……」

そう言い残しつつも、後ろ髪を引かれる思いで妻は職場へと出勤していきました。

一方の僕は、今日はありがたいことに仕事が休み。 午前中に娘の送迎という大役を無事にこなした帰り道、お気に入りのトレーニングウェアをバチッと身に纏い、「よっしゃ、今日もジムに行って腹筋と肩トレで追い込んで、バキバキの逆三角形を目指すぞ〜!」と、鼻歌交じりでウキウキしながら車を走らせていました。

その時、ポケットの中でスマホが激しく振動しました。画面を見ると、職場にいるはずの妻からの着信です。

「もしもし? どうしたん?」 「あのさ、やっぱりうちの子、普段と様子が違いすぎて心配で心配で仕事が手につかんのよ……! お願いだから、急いで帰って一緒にいてあげて!」

「あぁ〜、せやな!わかった。じゃあ一回帰って様子見て、大丈夫そうならジムに行くわ!」 そう答えて電話を切ろうとした瞬間、妻からさらに重たい追撃のセリフが飛んできました。

「なんならさ、あの病院、お昼から休みやし、明日に至っては1日中休診やからね?」

「…………。」

言葉には出しませんでしたが、僕の脳内では瞬時に翻訳が完了しました。 (翻訳:ジムに行ってる場合ちゃうやろ。今すぐ家に戻って、その足でダッシュで動物病院へ連れて行け。分かったな?)

「任せといて! すぐ戻るわ!」 僕は威勢よくそう返事をすると、鼻歌をピタッと止め、ジムとは真逆の方向へアクセルを踏み込み、大人しく自宅へと直行したのでした。ジム用のトレーニングウェアが、まさかこの後、戦戦闘服(看病着)になるとは知らずに……。

3. 葛藤と決断:犬は言葉を話せない。初めての動物病院でテンパる40代メンズ

急いで自宅のドアを開けると、愛犬がトボトボと頼りない足取りでお出迎えしてくれました。 しかし、やっぱりどう見ても元気がありません。いつものクリクリした目の輝きが消え、心なしかシュンとしています。

「うーん……調子悪そうだけど、実際問題、どの程度で病院に行くべきなんだろう……?」

僕はリビングの真ん中で、激しい葛藤に襲われました。 実は我が家、ペットたちの毎日のご飯や体調管理といった細かい世話は、基本的にすべて妻が一手に引き受けてくれています。僕はたまの休みで妻が仕事の時に、代わりに散歩に連れて行ったり、おもちゃで遊んだりする「美味しいとこ取りのエンタメ担当」だったのです。

そのため、愛犬を自分の手で動物病院に連れて行くなんていう一大イベントは、これまでの人生で文字通り「初めて」の経験でした。

人間の子供であれば、多少体調が悪そうでも、「喉が痛い」とか「お腹がチクチクする」とか、会話を通じてある程度状況を把握したり、「じゃあ少し様子を見ようか」と判断したりすることができます。

しかし、相手は犬です。言葉を交わすことができません。 「もし、このまま『様子見』を選んで、夜中や明日の休診日に取り返しのつかないほど体調が悪化してしまったらどうしよう……」 そう考えると、急に怖くなってきました。

「よし、悩んでる時間はねえ! 病院へ行こう!」

僕は愛犬をそっと抱き上げ、車に飛び乗って、地域で評判の動物病院へと車を走らせました。

4. 初体験:優しさに救われた診察室と、熱中症のサイン

普段はもの凄く混んでいて、待ち時間が長いことで有名なその動物病院。 しかし、今日は日頃の行いが良かったのか、運良く待合室についてからすぐに名前を呼ばれ、診察室へと案内されました。

いざ診察台の上に愛犬を乗せたものの、いかんせん僕は初めての付き添いです。 「えっと、今朝から元気がなくて、ご飯を食べなくて……」と、しどろもどろになりながら、上手く状況を説明することができません。

見かねた受付の方や看護師さんが、「朝の便の様子はどうでしたか?」「水分は摂れていますか?」「最後にオシッコをしたのはいつですか?」と、追加でたくさんの質問を優しく投げかけてくれました。完全に介護される側のパパです(笑)。

あらかじめ妻から「これ持って行って!」と言われていた、今朝のフンを提出して検査してもらい、お医者さんによる丁寧な触診や検診が始まりました。

一通りの検査を終え、獣医さんが優しく説明してくれました。 「特に内臓の大きな病気や、これといった明確な原因があるわけではなさそうですね。ただ、ここ数日で急に気温が上がって蒸し暑くなってきたので、軽い『熱中症』のような状態になって、体がだるくなっている可能性があります。念のために点滴をして、水分と栄養を補給して様子を見ましょう」

原因が分かって、ホッと胸をなでおろしました。 獣医さんも受付の方も、初めてでテンパっている僕に対して本当に親切に対応してくれて、説明も分かりやすくて心が救われました。

点滴を終え、会計を済ませて帰りの車に乗せると、愛犬は初めての経験の恐怖からか、僕の隣でブルブルと小刻みに震えていました。 「怖かったなぁ、よく頑張ったな」と声をかけながら自宅に帰り、床にそっと降ろした次の瞬間――

「キャンッ!」と、いつもの元気な声を上げたかと思うと、さっきまでのトボトボ感が嘘のように、リビングをいつも通りダッシュで走り回り始めたのです!

「おいおい、さっきまでのブルブルはどこ行ったんや!」と思わず突っ込んでしまいましたが、何はともあれ、一安心です! 点滴の威力、恐るべし。

5. 結び:今日のエピソードで学んだことと、家庭内カーストの冷酷な現実

今回、初めて愛犬を1人で病院に連れて行ったことで、本当に多くのことに気づかされました。

普段、ペットたちのちょっとした体調の変化にいち早く気づき、イレギュラーな病気の時にもテキパキと対応していた妻。自分が代わりにその役割をやってみて初めて、その観察力の凄さと、言葉の通じない命を預かる大変さが身に染みて分かりました。 「ママ、いつも本当に凄いな……」と、今日も今日とて妻へのリスペクトと感謝の念が、筋肉のバルクアップ並みに膨れ上がった1日でした。

そして何より、今日一番嬉しかったことがあります。 普段、我が家における愛犬の「好き好き序列(カースト)」は、間違いなく妻がぶっちぎりのファースト(1位)です。妻がリビングにいる時は、僕がいくら名前を呼んでも、愛犬は妻の足元から離れようとしません。僕のことは完全に「たまに散歩に連れていってくれる都合の良いおじさん」程度に思っている節がありました。

しかし今日は、大好きなママがいない異国の地(病院)。さらに点滴の最中、20分ほど僕と離れて処置室へ連れて行かれた愛犬は、不安で不安で仕方がなかったのでしょう。

処置が終わって、僕が診察室に「お待たせ!」とお迎えに上がった、その瞬間でした。 僕の姿を見るや否や、愛犬の尻尾が「プロペラか!?」と思うほどの超・高速回転を始め、診察台から僕の胸に向かって全力で飛び込んできたのです!

「うおぉぉん……! お前、そんなに俺のことが恋しかったんか……!!」

いつもは見せないそのデレの爆発に、僕のハートは完全ノックアウト。周りの目を気にすることなく、細い体を両手でギュッと抱き寄せ、「もぉーーーっ!可愛すぎるやろーーー!!」と、親バカ全開で抱きしめてしまいました。あの高速尻尾フリフリと抱きつきの感触、今思い出してもニヤニヤが止まりません。

こうして我が家に平和が戻ったわけですが、ここでふと、一つの疑問が頭をよぎります。

「……あれ? そういえば、そもそも『どうしても飼いたい!!』って涙ながらに懇願してきた、あの娘はどこ行ったんだ……?」

そうです。1年半前、あれほど「全部自分で世話をする」と言い切ったはずの娘は、最近では散歩に行くことも、ご飯の用意をすることも、驚くほど綺麗に全くしなくなってしまいました(笑)。

今日、不安な1日を一緒に乗り越えたことで、愛犬の中の最新の「家庭内カースト(序列)」は、おそらく以下のようになっていると僕は確信しています。

  • 1位: 妻(不動の神)
  • 2位: 僕(頼れる病院のヒーロー:大幅ランクアップ!)
  • 3位: 娘(ご飯も散歩もくれない、たまに家にいる姉ちゃん)

直接愛犬に喋って聞けないから本当のところは分かりませんが、間違いなく娘の序列は僕の下、3位に転落しているはずです!

💡 本日の教訓

「子供の『絶対自分で世話するからペット飼いたい!』という言葉の有効期限は、だいたい3ヶ月。そして、ピンチの時に汗を流した者が、家庭内序列の勝者となる。」

皆さんも、愛犬の熱中症対策と、お子さんの約束の有効期限には、くれぐれもご注意くださいね!

今日も最高の1日を、愛犬との深まった絆を胸に走り出しましょう!

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