1. 導入:普段はストイック。だけど「休み前の夜20時」だけは理性のブレーキがぶっ壊れる
どうも!先日はジム終わりのスーパー銭湯で洗濯物を大量発生させ、完全犯罪を目論んで洗濯機に隠蔽したものの、翌朝のベランダの干し量に戦々恐々としていた「僕」です。
日頃から効率よく逆三角形の身体を作るためにジムで筋トレに励み、健康には人一倍気を使って生活している僕。ですが、人間だもの、たまには思いっきり息抜きをしたくなる夜だってあります。
特にこれからの時期、ジリジリと暑くなってくると猛烈に恋しくなるのが……そう、冷えたビールです! 大汗をかいて家庭菜園の畑仕事を頑張った後や、風呂上がりに喉を鳴らしながら流し込むビールは、控えめに言って「格別」の一言に尽きます。
実は僕、昔からそんなにアルコールが強い方ではなく、好きでもなかったんです。だけど不思議なもので、年齢を重ねて40代になってくると、少しずつ「お酒を嗜む」という感覚が分かるようになってきました。
そんな僕がビールを飲むのは、「翌日が仕事休みの夜」と決めています。 だからこそ、休み前日の仕事終わりの買い物は、僕にとって1週間で最も神聖なエンタメ時間なのです。
時計の針は夜の20時過ぎ。 一日中ガッツリ働いて、お腹はペコペコ、脳のエネルギーも完全に切れた状態で、僕はスーパーへと突入します。 そう、この「1番お腹が空いている時間帯に買い物に行く」という行為こそが、のちに我が家に巻き起こる大劇戦の引き金になるとは、この時の僕は知る由もありませんでした……。
2. 至福:コンソメか? 九州しょうゆか? 金額を見ずにカゴへ放り込む「大人買い」の悦び
空腹に突き動かされた人間の物欲は、誰にも止められません。 スーパーのお菓子コーナーに立った瞬間、僕の理性のブレーキは完全に粉砕されます。
「ビールのお供は何にしようか? やっぱりオーソドックスにポテチが最高やね!」
棚の前で真剣に悩みます。今日は定番のコンソメにするか? いや、コク深い九州しょうゆも捨てがたいな……と、頭の中でビールとのペアリングを計算するこの瞬間が、実は1週間の中で1番楽しい時間かもしれません。 たまにはしょっぱいポテチの間に、甘いチョコ系を挟みたくなるのも人間のサガというもの。
さらに、それだけでもいけちゃうカルパスやカムカムイカ、酢蛸といった大好きな珍味系も見つけたら最後、カゴへスススッと吸い込まれていきます。これをお供にしたら、ビールがススムススム!
もちろん、自分だけの贅沢で終わらせるような薄情な男じゃありません。 「子供たちには大好きなグミ、妻には上品なおかき、そしてみんなで食べる家族分のシュークリームも買って帰ろう!」
カゴの中はお菓子のアミューズメントパーク状態。 この時、僕は1つ1つの商品の「値段」なんて一切見ていません。たまの贅沢なんだから、お金のことなんて気にせず、欲しいものを欲しいだけ選ぶ。これが40代メンズの、ささやかで、かつ最大の男のロマンなのです。
しかし、お腹が空きすぎている時の判断力は本当にアテになりません。毎回、レジの合計金額を見て「え、お菓子だけでこんなにいく!?」とびっくりする金額になって驚愕するのですが、まぁ休み前だしいっか!とホクホク顔で帰路につくのがお決まりでした。
3. 現実:減らない部屋のストックと、LINEを連打してくる「可愛い泥棒」の正体
大満足で帰宅し、まずは普通にご飯を食べます。 お腹がいっぱいになり、一息ついて「よし、じゃあ冷えたビールを開けて、さっき買ってきたお菓子で晩酌を始めよう!」となるわけですが……ここで信じられない現象が起きます。
「……あれ? お菓子、全然今欲しくないわ」
そう、ご飯を食べたことで空腹が満たされ、脳が冷静さを取り戻した結果、あんなに欲しかったポテチやチョコをカラダが全く拒絶してしまうのです(笑)。「お腹が空いてる時に買い物に行くのは本当に良くない」と身に染みて痛感する瞬間です。
そんなことを毎回繰り返しているため、僕の部屋には買ったお菓子がどんどん蓄積され、なかなか減らない「秘密のストック基地」が出来上がっていました。
ところが最近、このストック基地の存在を嗅ぎつけた、不届きな、かつ可愛い「泥棒」が僕の部屋に頻繁にチェックしに入ってくるようになったのです。
その正体は、日々バスケットボールに励んで常にお腹を空かせている僕の息子です。 僕が仕事をしている間、スマホのLINEが「ピコン!ピコン!」と何度も鳴り響くので、急ぎの用事かと思って見てみると、だいたい息子からこんなメッセージが連打されているのです。
👦「パパ〜!パパの部屋にあったお菓子、もお何日も経ってるから食べないなら食べてあげるよ〜!」 👦「食べいい??」 👦「食べていい〜?」 👦「いいよね?」 👦「ママがいいって!」 👦「食べたよ〜。」
最後、僕の返事を待たずに完結しとるがな!!(笑)
まぁ、全然いいんですけどね。むしろ、息子が僕と同じお菓子の好みを持ち、同じものを好きになりつつあるのが分かって、父親としてはなんだか無性に嬉しい気持ちのほうが勝ってしまうのです。
4. 激震:「ええ身分なんやな〜」妻のガチ値踏みと、シュークリーム被りの恐怖
そんな息子との微笑ましいやり取りを、ある日、何気なく妻に話した時のことです。 「いや〜、息子が俺のお菓子ストックを狙ってLINEしてきてさ、好みが似てきて嬉しいわ〜」なんてデレデレしながら話していたら、妻の目が一瞬でキラーンと冷たく光りました。
「……は? あなた、お菓子買うときに値段見てないの?」
慌てる僕をよそに、妻の容赦ないマシンガントークが炸裂します。
「私が買い物に行く時はね! 1個1個の値段を血眼になって見て、『こないだの店より5円安いから買い!』とか『さっきの店のほうが安かったから今日はナシ!!』って死に物狂いで値踏みしてるのよ! それを何? あなたは一日中働いてお腹空いてるからって、値段も見ずにカゴにポイポイ入れてるわけ? へぇ〜〜え……ええ身分なんやな〜〜〜!!!」
ヒィィィィ!!! やっちまった!!! 地雷を踏んだどころか、地雷原の真ん中でタップダンスを踊っちまったレベルの大失言です! 毎日家計を支えるために1円単位でやりくりしてくれている主婦の聖域を、僕の「ささやかな大人の贅沢」という無神経な言葉が直撃してしまったのです。
凍りつく空気。この家庭内アウェイ戦を瞬時に鎮火させなければ、僕の明日の命はありません。僕は必死の笑顔で、カゴに入れてきた「家族分のシュークリーム」を差し出しました。
「ま、まあまあ! 今日はみんなの分のシュークリーム買ってきてるからさ! 怒ってると糖分消費しちゃうから、甘いものでも食べて落ち着こう、ね?」
これで勝った、そう思った次の瞬間、妻から放たれたカウンターの一言で、僕は完全にトドメを刺されました。
「……知ってるわよ。私も今日買い物行って、家族分のシュークリーム買ってきて冷蔵庫に入れてるからね。 ちなみに……あんたが買ってきたモノの『2ランク下』のシュークリームをな!!!」
まさかのシュークリーム被り!!! しかも、妻が1円単位の涙ぐましい努力で選んだ「お買い得シュークリーム」の横に、僕が値段も見ずに買ってきた「ちょっと高めのリッチなシュークリーム」が並ぶという、最悪の格差社会が冷蔵庫の中で発生してしまったのです。
5. 結び:それでも、値段を見ない10分間は、男のロマンであり続けたい
我が家の冷蔵庫を開けると、現在、2つのランクのシュークリームが静かに火花を散らしています。もちろん、僕が食べるのは妻が買ってきてくれた「2ランク下」のほう(というか、それが僕にとっては1番落ち着く味です、本当にごめんなさい)。
今回の件で、僕は大いに反省しました。 お腹が空いている時の買い物は、財布だけでなく、家庭内の平和をも脅かす、極めて危険な行為であると。
だけど、世の戦うお父さんたち、分かってくれますよね? 1週間ガムシャラに働いて、翌日の休みを前に、スーパーのお菓子コーナーで「どれにしようかな」と値段を気にせずにカゴを満たしていくあの10分間。あの瞬間にしか得られない、大人の男としての解放感があるのもまた事実なのです。
とりあえず、次回の買い物からは、カゴに入れる前に必ずスマホで「妻の顔」を思い浮かべ、せめて1回は値札を見てからレジに向かおうと思います。あ、それから冷蔵庫の事前チェックも絶対に欠かしません(笑)。
皆さんも、空腹時の爆買いと、奥さんとのシュークリームのランク被りには、くれぐれもご注意くださいね!
今日も最高の1日を、家庭内の安全運転で走り出しましょう!
「このシュークリーム事件の後、テレビの食中毒特集にビビって水回りを大掃除したら、さらなる悲劇が僕を待ち受けていました……(笑)」
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