「ねぇママ、今度『マーラータン』一緒にいこうよ〜!」
ここ最近、高校生になった娘が家で頻繁に叫んでいた言葉だ。
どうやら最近、JK(女子高校生)や若者の間で「マーラータン(麻辣湯)」という食べ物が爆発的な大流行を見せているらしい。娘も友達同士でどっぷりハマっているらしいのだが、彼女たちが目をつけた話題のショップは、自分たち(自転車や電車)だけでは少し行きづらい場所にあった。
「車がないと行けないんだよね〜。ママ車出せる?」
あまりにも娘が熱烈に誘うものだから、最初は「マーラータンって何それ?」状態だった嫁も徐々に興味を持ち始め、夜な夜なスマホで一緒にメニューや店舗情報を調べ始める始末。
……おいおい、忘れてもらっちゃ困るぜ?
我が家には「自慢の愛車」と「運転手(僕)」がいるじゃないか!
実は僕自身も、大好きなYouTubeでお笑い芸人のダイアン津田さんが麻辣湯を美味しそうに食べている動画を見ていて、「うわ〜、これ一回食べてみたいなぁ」と密かに思っていたのだ。
「ふふん、ついに僕の出番がきたか。お声がかかるのを待つとしよう……」
そう心の中でドヤ顔を決め込んでいた僕に、運命の出発の日が訪れた。
「えっ、パパも行くの……!?」ショックすぎる出発直前のワンシーン
出発前、嫁からは「私、街中の狭い道路とか駐車場の運転苦手だから、パパ一緒に行ってよ〜」と事前にちゃんと頼まれていた。よしよし、やっぱり僕が必要なんだなと満足気だった僕。
しかし、いざ玄関で靴を履き、出発しようとしたその時だ。
娘が僕の顔を見て、心底不思議そうな顔でこう言い放った。
「えっ……!? パパも行くん……!?」
……え?
ショックすぎるやろ〜〜〜〜!!(泣)
「え、うん……運転あるし、食べたかったし……」と小声でモゴモゴ返す僕に対し、娘は一瞬だけチッと舌打ちしそうな間を置いたあと、こう言った。
「……まぁ、いいけど。」
「まぁ、いいけど」って何だその上から目線は!
ショックで心がポッキリ折れそうになりながらも、可愛い娘と嫁と一緒に外食できる喜びには勝てず、ハンドルを握りしめて目的地へと車を走らせたのだった。
【解説】そもそも若者を虜にする「マーラータン(麻辣湯)」って何?
ここで「麻辣湯(マーラータン)」について馴染みがない同世代(30〜40代おじさん)のために、サクッと分かりやすく解説しておこう!
麻辣湯(マーラータン)とは?
中国・四川省発祥の伝統的な辛味スープ料理!「麻(マー=痺れる花椒の辛さ)」と「辣(ラー=唐辛子のピリッとした辛さ)」が効いた薬膳スープに、春雨やたっぷりの具材を入れて食べるヘルシー麺料理だ。
そして、何より若者に大受けている最大の理由が「完全カスタムセルフ方式」という点!
- ボウルとトングを持ち、店内の冷蔵ケースから「自分の好きな具材」を好きなだけ取る。
- 具材の重量(グラム単位)でベースの料金が決まる。
- 麺の種類(中華麺、太春雨、トック、モチモチのガラスープ麺など)を選ぶ。
- スープの辛さを選択して店員さんに渡す!
つまり、「世界に一つだけの自分専用オリジナルラーメン(薬膳スープ)」が作れるエンタメ性が、Z世代の「自分らしさ(タイパ・コスパ・映え)」にバチッとハマっているというわけだ!
話題の人気店「Niko麻辣担」へ突撃!40代パパ、初体験のパニック体験
今回お邪魔したのは、噂の「Niko麻辣担(ニコマーラータン)」さん!
お店に併設された専用駐車場はないため、近くのコインパーキングに車を停めて、徒歩でトコトコと向かった。到着したのは昼のピークを過ぎた14時過ぎ。
「14時だし、流言通り空いてるだろ〜」と思いきや……なんと店内は満席!!
うわ、マジで大人気店じゃねえか!
運良くちょうど2組のお客さんが退店するタイミングだったため、待ち時間ゼロで滑り込むことができたが、普段はお腹と時間に余裕を持って行かないと大変なことになりそうな熱気だ。
扉を開けて店内に入ると、すぐ脇にトングと大きなボウルがズラリ。
目の前の巨大な冷蔵ケースには、見たこともない珍しい食材や野菜、練り物、肉、そして謎の中国豆腐や春雨類がズラリと並んでいる!
「う、うわ……何これ、どうしたらいいの……!?」
正真正銘の40オーバーのおじさん、ここで完全にパニック!!(笑)
もしこれ、予備知識なしでソロ(1人)で入店してたら間違いなくフリーズして不審者になっていたレベルだ。
「パパ、これ入れなよ!」「このモチモチした春雨が美味しいんだよ!」と、麻辣湯プロ(?)の娘にあーやこーや教えてもらいながら、何とかボウルに具材を追加していった。
【店舗情報】Niko麻辣担(ニコマーラータン)
- 住所: (〒700‐0838 岡山県岡山市北区京町3‐7)
- アクセス: 近隣にコインパーキングあり(専用駐車場なし)
- 営業時間 / 定休日: (11時~14時半、17時~22時半L.O.22時/定休日なし)
- 備考: ピークタイム(12:00〜13:30)を外した14:00頃の訪問がおすすめ!
予想以上の広々空間と、マイルドでコクうまクリーミースープ!
具材の計量と会計を済ませると、店員さんから「2階へどうぞ〜」と案内された。
1階は4人掛けのテーブル席が3つほどのコンパクトな空間だったのだが、階段を登って2階に行くとビックリ!いくつか部屋が分かれていて、想像以上に広々とした快適な空間が広がっていた。
テーブルでワクワクしながら待つこと数分。
ついに僕たちの「オリジナル麻辣湯」が運ばれてきた!
「うおおお……めちゃくちゃ美味そう!!!」

自分が選んだ具材がゴロゴロ入っていて食欲をそそる……!
白濁したスープに、自分が選んだ具材(肉、青菜、キノコ、うずら、モチモチ春雨)が鮮やかに泳いでいる。
スープを一口レンゲですくって飲んでみる。
……んっ!? う、美味いっ!!
勝手に「激辛で唇がシびれる刺激物」を想像していたのだが、一口目の感想は「コクのあるクリーミーな極上スープ」!
今回、辛さは「大・中・小」の中から安全を取って「中」を選んだのだが、辛いものがそこまで得意ではない僕でも「全然辛くない!めちゃくちゃ食べやすい!」と感じる絶妙な塩梅だった。(※卓上のラー油や花椒で自分で辛さを微調整していくスタイルらしい!)
「これ美味しいね!」「その具材一口ちょうだい!」「この豆腐の食感ヤバい!」
普段は家でそれぞれの時間を過ごしがちな家族だが、自分たちが選んだ食材を1つ1つ評価し合いながら食べる麻辣湯は、会話が弾みまくって最高に楽しかった!
【現実】アウェイ感は否めない!客層は「10代〜20代女性」が9割!
ただ、ここで1つだけ、40代男性読者に切実なアドバイス(注意点)を伝えておきたい。
「おっさん同士で『ラーメン食いに行くか!』のノリで行くと、100%撃沈するぞ!!」
店内を見渡すと、見事なまでに客層の9割以上が10代〜20代の若い女性(JKや女子大生)。
おじさん同士、あるいはソロで飛び込むには、あまりにもアウェイすぎる「キラキラした空間」なのだ。
40代メンズとして「周りの目を気にせず新しい食べ物に挑戦する!」というマインドは大事だし素敵だが、さすがにこの空間に1人で入っていくのは相当な勇気がいる(笑)。
今回、娘と嫁という「最強の免罪符」と一緒に来られて本当に良かったと、心底胸をなでおろしたのだった。
【後日談】なぜ娘の「パパも行くの!?」から「まぁいいけど」の切り替えが早かったのか?
最高の外食を楽しんだ帰り道、ふと気になっていたあの疑問を娘にぶつけてみた。
「なぁ娘よ、出発する時『えっ、パパも行くん!?』ってショックなこと言ってたのに、なんで『まぁいいけど』って一瞬で手のひら返したん?」
すると娘は、ニヤリと悪魔のような笑みを浮かべてこう言った。
「だってさ、パパが来たら『お財布(支払い)』痛まないじゃん?」
「普段友達と行く時はお金かかるから具材我慢してるけど、パパが払うなら好きなだけ具材選べるな〜って瞬時に思い直したから『まぁいいけど』って言ったんだよ♪」
……ゾクッ(恐怖)。
怖っ! 我が娘ながら、その瞬時の損得勘定と意思決定の早さ、マジで恐ろしい!!
僕は父親として頼りにされていたわけではなく、ただの「歩くゴールドカード(スポンサー)」として採用されただけだったのだ……(笑)。
【まとめ】40代パパがZ世代の流行(麻辣湯)に乗っかって得た「大切な学び」
娘のちゃっかりした戦略にまんまとハメられた格好となったが、結果として今回の「麻辣湯初体験」は、僕にとって大満足の最高の思い出になった。
💡 今回の体験から得た「40代からの人生の学び」
- 1. 未知のトレンドを毛嫌いせず飛び込む価値: 食わず嫌いせず挑戦すると、想像以上に美味しく、新しい世界が開ける!
- 2. 「体験」を共有することが家族の会話を生む: 単なる外食ではなく、「選ぶ・評価する」というエンタメが最高の会話の爆弾になる。
- 3. スポンサー(お財布)でもいいじゃない!: 理由はどうあれ、年頃の娘と一緒に出かけられ、同じテーブルで笑い合えるなら、パパのお財布なんて喜んで捧げようじゃないか!
40代になると、どうしても自分の通い慣れたチェーン店やラーメン屋ばかりに行きがちだ。
だけど、たまには子供たちの流行に首を突っ込んで、アウェイな空間にドキドキしながら飛び込んでみるのも悪くない。
全国のパパさん!もし娘さんから「麻辣湯いきたい」と言われたら、全力で財布を握りしめて「パパが運転してあげるよ!」と名乗りをあげてみてくれよな!
最高に美味しいスープと、ちょっぴり切なくて温かい家族の思い出が待ってるぞ!
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