2024年から始まった「新NISA（シンニーサ）」について、わかりやすく解説します
「投資には興味があるけど、難しそう…」という方もこの制度を知れば投資のハードルがグッと下がるかもしれません。
さぁ一緒に勉強していきましょう
そもそもNISAとは？
NISA（ニーサ）とは、小額から投資を行えるように2014年1月から始まった「少額投資非課税制度」のことです。
イギリスのISA（アイサ）「Individual Savings Account＝個人貯蓄口座」をモデルにした日本版ISAとして、NISA（ニーサ）「Nippon Individual Savings Account」という愛称がつけられました。
通常、株式や投資信託で利益が出ると約２０％の税金がかかりますが、NISA口座を使えばこの税金がゼロになる「お得に投資できる制度」なんです。
これまでは「一般NISA」と「つみたてNISA」がありましたが、2024年からは「新NISA」に一本化されました。
新NISAのポイント
新NISAは、これまでの制度よりもっと使いやすく、お得になったのが特徴です。
- 非課税期間が無期限（旧NISAは期間が決まっていた）
- 非課税枠が拡大（年間360万円、総額1800万円）
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用可能
- 投資枠が回復する（売却すると非課税枠が復活する）
つまり、長期でコツコツ投資したい人も、一括で投資したい人も使いやすい制度になりました。
新NISAの投資枠（年間の上限枠）
新NISAには２つの上限枠があります。
１つ目の「つみたて投資枠」は年間120万円が上限で小額からコツコツと中長期で投資する人向けです。
2つ目の「成長投資枠」は年間240万円が上限で、個別株やETFなど積極的な投資をする人に向いています。
２つの枠を組み合わせて最大360万円が年間で投資出来る上限になります。
新NISAのメリット・デメリット
メリット
・税金がかからない（投資の利益がすべて自分のものに）
・長期投資向け（非課税期間が無期限）
・初心者向け（小額から投資が可能）
デメリット
・損失が出ても税金の控除ができない（特定口座と違って、損益通算ができない）
・投資のリスクはある（元本保証はない）
新NISAの始め方
①証券口座を開設（NISA対応の証券口座を選ぶ）
②NISA口座を申し込む（金融機関は1つだけ選べる）
③投資商品を選ぶ
楽天証券やSBI証券などのネット証券ならスマホで簡単に口座開設できます。
まとめ
新NISAはこんな人におすすめ！
・投資を始めてみたい人（小額からOK）
・長期でコツコツ資産を増やしたい人
・税金を取られずにお得に運用したい人
「これから投資を始めたい！」という人には絶好の制度です。ぜひ新NISAを活用して、資産形成を始めてください。
